障害者の種類と対応について
障害には大きく分けて身体障害、精神障害、知的障害、発達障害があります。
それぞれの特徴としては以下のようになります。
身体障害
先天的あるいは後天的な理由(主に病気や事故の後遺症)から、身体機能の一部に障害が生じている状態のことを指し、対象となる障害は以下とされています。
- 視覚障害
- 聴覚障害
- 平衡機能障害
- 音声・言語機能障害
- そしゃく機能障害
- 肢体不自由
- 心臓機能障害
- 呼吸器機能障害
- 肝臓機能障害
- 腎臓機能障害
- 小腸機能障害
- ぼうこう又は直腸機能障害
- ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害
精神障害
精神疾患の総称で、さまざまな原因により意識、知能、記憶、感情、思考、行動などの精神機能に障害が生じ、日常生活や社会生活がしづらくなる状態のことを指します。
原因を元に内因性(遺伝的性質や体質)、外因性(脳の損傷やホルモンバランスの崩れ)、心因性(精神的ストレスや環境要因)に分けられます。
知的障害
記憶、知覚、推理、判断などの知的機能の発達に遅れがみられ、社会生活などへの適応に課題を持つ障害です。
知能指数が70以下と定義されております。
発達障害
先天的に脳機能の発達の偏りにより生じる障害で、低年齢から行動面や情緒面に特徴が生じます。
自閉症やアスペルガー症候群は広汎性発達障害に含まれるものです。
複数の障害を伴う場合も多く、そのため個人差も大きくなります。
このように障害にもさまざまな種類があり、障害者雇用においては、それぞれの障害に合わせたケアやフォローが必要です。
身体障害を持つ方の場合、環境に左右されることが多くなってしまうため、企業のファシリティ(施設・設備)が非常に重要な要素になります。
精神障害を持つ方は、体調に波が生じたり、長時間の継続業務に支障をきたしたりすることがあります。
未然に防ぐためには、適切なコミュニケーションや臨機応変な対応が重要となります。
知的障害および発達障害を持つ方は、臨機応変な対応が難しい場合があります。
そのため、やるべき仕事、その手順や分担を明確にすることや、その人の興味に適した業務を見つけるなどのマネージメントがポイントになります。
ここまで見てきたように、障害を持つ方を雇用するにあたっては対応すべきことがあります。
障害を持つ方の状態によっては、通院や服用のタイミングなど細かくケアしなければいけないこともあります。
ですが、障害に応じて環境やマネージメントを整えることができれば、十分なパフォーマンスを発揮することができます。
そのためにはやはりコミュニケーションを密に取ることが重要になります。
簡単に障害の種類とその対応についてご説明いたしましたが、留意する点は障害者個人の状態によってもさまざまですので、わからないことがございましたらOpenGate Careersにいつでもご相談ください。
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障害には大きく分けて身体障害、精神障害、知的障害、発達障害があります。
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それぞれの障害の種類によって、対応を考慮するポイントがあります。
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常にコミュニケーションを意識することが重要です。