障害者手帳を持つことでデメリットはある?
障害者手帳を取得することのデメリットを心配し、迷われている方もいるかと思います。実際に持っていることでデメリットになることはあるのでしょうか。
心配されている方の中には、周囲の人からの誤解や偏見への不安が大きいかもしれません。
また、障害者手帳を持っていると、「いろんな場面で調査される」、「結婚ができなくなる」、「家族に迷惑がかかる」、というような話が障害者の間で事実のように噂されており、強い不安を抱いている方も多いと聞きます。
しかし実際にはそのようなことはありません。
基本的にはご自身から伝えない限り、他人からは手帳を持っていることはわかりません。
また、取得したとしても勤務先などに開示する義務もありません。
障害者手帳は使用したくない場面では出さなくてもよいですし、必要がなくなれば返納することもできるのです。
逆に障害者手帳を取得することで、さまざまな助成を受けられるという大きなメリットがあります。
障害の種類・等級によって助成の内容は変わりますが、主に以下のようなものがあります。
- 医療費負担の軽減
- 税金(所得税・住民税など)の一部控除
- 公共交通機関などの割引
- 障害者雇用枠での就労が可能になる など
障害者雇用枠につきましても、資格があるだけで障害者雇用求人に応募するかしないかというのは、本人の自由です。
助成を受けて生活や働き方の幅を広げるために、障害者手帳を利用することを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
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障害者手帳を取得しても、自身の生活や家族に対して不利益になることはありません。
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障害者手帳を取得することで、さまざまな助成を受けることができます。
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障害者手帳を持つことで、より自分に適した仕事の選択肢も広がります。